幼児教育へお金はかけるべきか

幼児教育と聞いてイメージされるのは、どのようなものでしょうか。

知育教室や英語教室などのいわゆる早期教育か、保育園や幼稚園などの教育機関でしょうか。辞書を調べると、幼児を対象とした教育、または、就学前教育とでてきます。これを基準に考えると、さきほどの習い事系も集団生活もどちらも当てはまりそうです。最近、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンの『幼児教育の経済学』という本が話題になっています。

アメリカで行われた40年におよぶ追跡調査の結果をもとに、幼児教育の重要性を説いた内容です。こちらでは、ある程度大きくなってからお金をかけるよりも、幼児期の教育こそ予算をつぎ込む方が費用対効果が高いと述べられています。日本では、子どもは大きくなってからお金をかけるべきと考える傾向にあるため、本の内容にはおどろきです。

しかし本書が示すように、幼少期に学んだ忍耐力や自信、協調性がその後の人生に大きく影響してくるなら、もっと私たちは幼児教育に予算をかけるべきなのかもしれません。家庭に置いては、就学前は一番お金を使わずにすみ、貯金に最適な時期などといわれます。それもこれも、中学・高校の塾代や大学の授業料にお金がかかることを考えての行動です。ところが、ヘックマンの説く幼児教育の大切さを知ってしまうと、幼児期の今こそ良い教育を受けさせた方がいいのではないか、という気もしてくるから困ったものです。一体いつお金を使うべきなのか、親としては新しい情報を得たことでまた悩まされる日々です。

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